忘れなそ、ふるさとの山河 〜郷土史編〜

地方の精神と国のかたち、都市は地方の接ぎ木である。

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2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

笑わない佐伯の歴史6、大神惟基

1.からむし 苧(お)、苧麻(ちょま)、青苧(あおそ)などと書く。イラクサ科の植物で繊維(靭皮繊維)が採れる。有史以前、縄文時代の頃から利用されてきた日本でも代表的な植物繊維である。現在でも越後上布や小千谷縮の材料などに使われている。 大和…

笑わない佐伯の歴史5、王朝時代の佐伯の主都

1.中心地 古来、族長や首長が住む場所はその生活圏の中のもっとも恵まれた地(食料生産、諸資源、物流等)であったろう。防御に優れる地であれば尚良い。そういう場所が国や地域や集落の中心地に選ばれて来たはずである。もっとも古代王権はその中心地を頻…