郡上八幡市や近江八幡市ほどの「水の暮らしの風景」が残っているとは言わないが、我がふるさとにもあるにはある。夏だけ現れる「水の里」である。 江戸時代は米を経済の基盤とする米本位制で、どの藩も石高(米生産量)を増やす事が優先課題だった。狭隘な山…
昨年11月以来、投稿が滞っている。今、豊後佐伯地方の海と山と街に関するfieldworkに注力していることによる。今般、この地を歩き巡り実際に体感したことを「僻南のまほろばを歩く」という新たなブログに再整理した。 この「僻南のまほろばを歩く」はマクロ…
佐伯地方に残る古道は概ね峠越えか尾根伝いの道である。その尾根道を辿っていると時に気になる山に出会う。その一つが鶴見半島の中程にある「殿上山(とのがみやま、331m)」である。その山名が気になって仕方がない。日本にもそう多くはない山名と思われる…
恥ずかしながら「傘鉾(かさぼこ)」という言葉を最近になって知った。佐伯地方のある海辺の集落の地元民との会話を通じて”盆踊りの習俗”の中に偶々それを発見したのである。 京都の祇園祭の「山鉾」なら知っている。もっとも「山」と「鉾」の違いは知らなか…
早朝、六時前から既に草刈り機のうなり音が聞こえてくる。この時期、農山村では夏場の雑草との格闘は終わりが見えない。因みに草刈りは欧米にはあまり見ない光景である。そもそも日本のように雑草が勢力を張る事はない。日本の植生は多彩で土壌は実に豊かな…
伊豆半島西側の付け根に位置する韮山は中々興味深い土地である。北条氏発祥の地であるが、1160年、ここに源頼朝が配流され歴史の表舞台に登場してくる。室町時代になると足利義教の四男政知が鎌倉公方として下向するが関東に入れずこの地に留まった(堀越公…
箱根(山)と西伊豆(海)へ往復400km余りを走った。二泊三日の古希記念の旅である。近場で温泉に浸かれて自然が素晴らしく歴史の豊かなところ、それが選択理由であるが何とも欲張りなことである。 この地が特別に人々を魅了するのは何故だろう。「全て富士…